画質と音質にこだわるなら、Super HiVi CAST

BDチェックディスク「スーパーHiVi CAST」
これがダブルHD時代をリードするテスト信号だ!

※以下の記事は2009年5月号(4月17日発売)に掲載したものです。

いよいよ今月末に迫った、ブルーレイ・チェックディスク「スーパーHiVi CAST」の先行発売。すでにたくさんの読者のみなさんに先行申込みをいただいており、製作陣もうれしい悲鳴をあげながら、ディスクの発送準備に追われています。今回ご披露するのは、その「スーパーHiVi CAST」に収録された数々のテスト信号たち。今、みなさんが使っているテレビやプロジェクターで利用できるのはもちろん、これから登場が予想される、いくつかの新技術やさらなる高解像度化を実現したモデルでもご活用いただけるよう考えてつくられています。AV機器のパフォーマンスを図るものさしとして、このブルーレイ・チェックディスクはHiVi読者必携の1枚。では、さっそく、その内容をお知らせしましょう。

フルハイビジョン時代にマッチするテスト信号を81本収録

 本誌4月号では、スーパーHiVi CAST全体のコンセプトとその製作過程についてお知らせした。今回は、前回お届け出来なかった、映像と音声のテスト信号の概略をご報告していこう。

 テレビやプロジェクターには、解像度や階調描写、色再現など、そのパフォーマンスを決定づけるいくつかの要素がある。テスト信号は、各要素を個別に診断するための静止画&動画チャートだ。よく知られるものとして、DVD「HiVi CAST」にも収録したカラーバーやモノスコープなどがあるが、それらはスーパーHiVi CASTにももちろん収録。今回は、そうした一般的によく使われる静止画チャートに、新しく製作したものを加えて42本の静止画を収録している。また、静止画では評価できない動画ボケや、尾引現象の度合いなどを確認するための動画チャート39パターン、7.1chサラウンド再生時の音のつながりを確認するための音声テスト信号6パターンも併せて収めている。

 2004年に発売したHiVi CASTは、525本の走査線でスキャンされるNTSC方式のため、解像度という点ではSD(スタンダードディフィニッション)であったが、今回は固定画素型画像表示デバイスでの使用を想定したフルHD(ハイディフィニション)解像度のブルーレイディスク。そのため1920×1080画素の正確な表示ができているか、あるいは表示エリアは充分に広いかを確認してもらえる画像を充実させている。

手持ちのテレビが実力を発揮できているかどうか、プロも驚くテスト信号で確認できる

 表示画像の解像感と表示エリアを総合的に確認するには、やはりなんといってモノスコープチャートが役に立つ。画面中央円内、垂直に配置されている4本の「くさび形」の割れ方で水平方向の解像力、水平に配置されている4本のくさび形の割れ方で垂直方向の解像力の目安がつく。フルHD解像度のテレビやプロジェクターが正しい接続と適切な画像調整の下で使われていれば、この「クサビ形」はすべて割れて見えるはずだ。また、画面四辺から中央部に向かってふられている目盛りは、そのテレビの表示領域の広さを数字にて客観的に判断するためのもの。そこに数字はないが、もっとも外側の目盛りが0を示しているので、ここまで見えていれば表示エリアは充分であることがわかる。また今回は、このモノスコープにバリエーションを持たせている。ひとつは中央円内を白、背景をグレーとしたスタンダードなもの、そしてもうひとつは中央円内をグレー、背景を黒にしたものだ。そしてそれぞれに、水平方向の画素数1920で描画したものと、1440画素で製作し、水平方向に拡大して描画したものを準備している。

 解像力という観点では、1ピクセル毎、2ピクセル毎、3ピクセルごとに白と黒が反転する「レゾリューションチャート」、入力信号とディスプレイとの間に1ピクセル対1ピクセルの相関関係があるかどうかを確認するための「ピクセルクロック & フェイズ」、1ピクセルのラインで描く文字を含む「テキスト」などにもご注目いただきたい。解像度に関しては動画パターンも豊富に用意している。120Hzや240Hz駆動という高度な表示を行なう液晶テレビが主流となりつつある今日、それらがスーパーHiVi CASTに収録された動画チャートをどのように再現するのか、ひじょうに興味深い。

 音声テスト信号は、DVD盤で高い評価を得た、飛行機とヘリコプターによる移動感チェック信号を7.1ch化して採用した。音声ストリームはリニアPCM、ドルビーTrueHD、DTS-HDマスターオーディオのいずれも96kHz/24ビット。用途や好みに応じて選ぶことができる。

 こうした豊富なチャートをどのように使うかは、順次HiVi誌上およびこのWEBサイトでレクチャーしていく予定。なお、映像テスト信号メニューの写真コラム内(2ブロック上方)に、収録した静止画と動画チャートの詳細リストを掲載しているので、インデックス画面と合せてご確認いただきたい。


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